2016年1月9日土曜日

演奏会「ルネサンス 驚きの立体音響-サンマルコ大聖堂の音楽-」が開催されました。

山梨大学 芸術文化推進委員会では、地域貢献とアートマネジメント人材育成を目的として行っている「山梨大学芸術文化推進事業」の一環として、12月18日コラニー文化ホールにて、演奏会「ルネサンス 驚きの立体音響-サンマルコ大聖堂の音楽-」が開催されました。
 山梨県立の音楽堂「コラニー文化ホール」の中央コンコースをイタリア・ベネツィアにあるサン・マルコ大聖堂に見立て、400年前のルネサンス時代に演奏されていた音楽を当時の編成で再現しました。
 本学教育人間科学部 大内 邦靖 准教授が指揮を、片野 耕喜 教授がテノール独唱を務め、東京からお招きした第一線でご活躍の古楽奏者の方々と本学の教員・学生がコラボして、複合唱様式と呼ばれる生サラウンド音響の演奏を実現しました。当時の楽器を実演を交え解説した後、2階バルコニーなどに演奏群を配して、上下左右から聞こえてくる壮麗な音の響きで、会場いっぱいのお客様を包み込みました。
 

演奏曲目

ビアージョ・マリーニ作曲
カンツォン 第8番

ジョヴァンニ・ガブリエーリ作曲
「今日キリストはお生まれになった」

ジョヴァンニ・ガブリエーリ作曲
「8声のマニフィカト」

クラウディオ・モンテヴェルディ作曲
「聖母マリアの夕べの祈り」より アヴェ・マリス・ステラ

演奏者

[演奏者]
コルネット : 濱田芳通,細川大介
サクバット : 三宅伸哉,村田厚生,巻島俊明,大内邦靖
ガ ン バ : 石川かおり
オルガン : 平山夏美
ソプラノ  : 久保田潤子,川口聖加
ア ル ト : 曽根嘉江子,梶原春菜
テノール : 及川豊,片野耕喜
バ  ス  : 石井賢,渡辺 求
合  唱 : 甲府コレギウム・アウレウム
       山梨大学アカデミー・クワイヤー
指  揮 : 大内邦靖

【受賞情報】大学院教育学研究科芸術文化教育コース1年の渡邉純子さんが第25回日本クラシック音楽コンクール全国大会ホルン部門一般の部で第3位に入賞しました。

 大学院教育学研究科芸術文化教育コース1年の渡邉純子さんが、平成27年12月15日(火)に曳舟文化センター(東京都墨田区)で開催された2015年第25回日本クラシック音楽コンクール全国大会ホルン部門一般の部において、第3位(1位、2位該当者無し)を受賞しました。
 渡邉さんは、ロシアの作曲家B.アニシモフが作曲した「詩曲」をフレンチホルンで演奏し上記成績を収めました。
このコンクールは、各都道府県予選と地区(東海、関東など)レベルの本選を経て、ノミネートされた者だけが全国大会に出場できる難関のコンクールです。絶対評価(http://www.kurakon.net/aboutcontest/hyoushou/のため入賞該当者が出ないこともしばしばで、過去本枠では1位、2位の該当者は出ていません
 指導にあたった大内准教授は「厳しい競争を勝ち抜き、全国レベルのパフォーマンスを実現してくれたことを嬉しく思います。今後、音楽文化を牽引するような存在に成長してくれることを期待しています。」と述べています。

【受賞情報】教育人間科学部4年清水慧さんが「CCMC2016」電子音響作品公募に入選

   Contemporary Computer Music Concert (CCMC) 2016作品公募に、教育人間科学部芸術運営コース芸術運営コース4年清水慧さんの電子音響作品が入選しました。
   “音と音楽・創作工房116”が主催するCCMCは、パリのIna-GRM(国立視聴覚研究所・音楽研究グループ) やMOTUSとの協力関係 のもとで、音楽教育や音楽創造の分野で活躍する人材育成に寄与し、音楽創造の発展をはかることを目指して開催されているもので、2004 年より毎年電子音響作品公募を行っています。
   入選した清水さんの作品は、平成28年3月6日(日)に東京日仏学院エスパス・イマージュで行われるContemporary Computer Music Concert 2016入選作品コンサートで演奏され、最終審査が行われます。
   教育人間科学部芸術文化教育講座の大内邦靖准教授は「清水さんは、昨年度も入選を果たし、更に最終審査でFUTURA賞も受賞しています。今年度にも大きな期待が寄せられています。また、芸術運営コース卒業生の松浦優さんも今年度4年連続の入選を果たしています。2人とも、ご指導くださる非常勤講師吉原太郎先生のもと、研鑽を重ね、益々活躍の場を広げて欲しいと思います。」と述べています。

音と音楽・創作工房116ホームページ : http://acsm116.com/